二代目高橋竹山コンサート ザ・シンフォニー
二代目高橋竹山のコンサートに行ってきました。
ずっと気になっていた三味線奏者のコンサートだったので、久しぶりに前日からわくわくした。
場所はザ・シンフォニーという大阪の福島にある、コンサートホール。
主にクラシックのコンサートが行われる場所。
とにかく音がよく響くホールだ。
そんなクラシックが演奏されるコンサートホールに三味線と歌だけでの2代目高橋竹山によるコンサート。
コンサートが開演して、ステージの左側から二代目高橋竹山があらわれた。
ユーチューブで見た印象よりは背が小さく感じた。
けれど、演奏が始まるや切れのいい三味線と、コンサートホールの隅まで響き渡るような歌声に参ってしまった。
一人の華奢な女性から発せられてると思うと、すごいと思った。
客層のほとんどが年輩の人ばかり。
そのための曲のセレクトなのか、中盤はみんなが楽しめるような内容の民謡を演奏してました。
しかし、個人的にはラストの2曲がとてもすばらしく、自分的には最後の2曲がすべてだったような気もする。
津軽三味線と民謡の二代目高橋竹山より、自作の曲や独奏を演奏する二代目高橋竹山が一番、よかった。
歌もものすごくうまいし、民謡を演奏する二代目もいいのですが、そのあたりの演奏はやっぱり初代にはかなわないのではないだろうか。
初代は東北の人だけど、二代目は東京の人とのこと。
やはり、初代の演奏に見られる粘りは二代目からはあまり感じとれなかった。
初代の演奏の粘りっていうのは、やはり東北独特の方言から来ているのだと思う。
二代目の演奏の切れの良さは、やっぱり江戸っ子特有のもののような気がする。
二代目の実家は寿司屋だそうです。
「なるほど」と思った。
二代目は東京出身ということあって、モダンです。
古い民謡より、自作の曲の演奏にすごみを感じました。
ジョン・コルトレーンやジミヘンの演奏から受けるものと似た印象を二代目の演奏から感じた。
二代目高橋竹山って、もっと世界的に活動したらいいのにね。
それこそ、モンタレージャズフェスティバルなんかにも出演してほしいですね。
きっと、一音だすだけで、演奏会場の空気ががらっとかわると思う。
衝撃を受ける欧米人も多いと思います。
民謡の二代目もよいですが、二代目のモダンな部分をもっと強調した演奏を見てみたいですね。
全局オリジナルの演奏とか。
また、機会があったら、二代目高橋竹山のコンサートに行こうかと思います。
いい演奏に出会えました。
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