学校を卒業して自分は工場に就職したのだけども、工場の作業がはじめてだったということもあって仕事に慣れないせいか、ベテランの方から「もう少し力を抜け」とか言われた事があります。
「力を抜け」と言われても力を抜くってなかなかできないのですよね。
体の力を抜こうとすると逆に力んでしまったり、具体的に力を抜く方法を教えてくれるわけでもなく、実際に力を抜けた状態っていうのがわからないものだから、ベテランの方が言われてる事を理解するまでにとても時間がかかった記憶があります。
就職する以前だったらクラブ活動でクラブの顧問の先生からもよく言われた記憶があります。
自分は陸上競技部に所属してたのですが、走ってる時に「肩の力を抜け!」って何度も言われました。
その時もやっぱり「力を抜く」ということがなかなかできなかったですね。
単に「力を抜く」ことなんですが、とてもむずかしい事なんですよね。
漠然と「力を抜け」と言われてもどうしていいかもわかりませんでした。
「力を抜く」ってつまり「脱力」ですよね。
一流のアスリートや一流の楽器奏者なんかは無駄な力が入ることなく最高のパフォーマンスを披露します。
「脱力」って思った以上に高度な技術なんですよね。
意識しなくてもそれができる人もいれば、さんざんトレーニングして「脱力」を身に付ける人もいるでしょうし。
実際にネットで調べたら多くの人が脱力のやり方やそのコツなどを検索されてるようです。
「脱力のやりかた」で検索したらいろんな脱力のやり方を紹介してるサイトが検索されました。
実際に自分もそれらのやり方を試みたのですが思った以上に効果がなかったです。
これも個人差があると思います。
自分は体の力を抜く習慣を得ることで体力の消耗の少ない体づくリしようと、自分なりの脱力の仕方を探っていたら、ある時ある方法をすることで比較的簡単に体の脱力ができることに気が付きました。
その方法を紹介します。
簡単な方法なので、興味のある方はどうぞお試しあれ。
(初級編)脱力のやり方 脱力のコツは?
自分の脱力の仕方って誰から教わったものでもないので、ひょっとして独自のものかもしれないので、他の人がやると効果がないかもしれませんが・・・・
自分の脱力の仕方は顎の力を抜くというやり方です。
ボディの脱力を意識するのでなく、顎の力を抜くだけで意外にも他の体の部所の力が抜けて行きます。
顎の力を抜くわけですから、口が半開きになります。
まずそれが基本です。
それを意識してるだけでも、首の力、肩の力、腕の力が抜けて行くから不思議です。
まずは顎の力を抜く事から始めてみることをおすすめします。
(中級編)上手な力の抜き方 全身の無駄な力を抜く方法
基本は顎の力を抜くことです。
顎の力を抜いて口が半開きになったら、首や肩の力みが取れて行くのがわかると思います。
口を半開きにした状態で、次はこめかみを意識してみてください。
こめかみ付近が力んでるのがわかります。
「こめかみなんか力むはずないじゃないか」って思われるかもしれませんが、意外にも緊張しております。
こめかみの力を抜くと眼球の裏側の筋肉の力みが取れて行きます。
不思議ですよね。
顎の力を抜くことで眼球の裏側の筋肉や首、肩の力みが取れてきて脱力できるのがわかるとおもいます。
上手な力の抜き方
上手な力の抜き方、全身の無駄な力を抜くためには、いきなり全身の力を抜こうとせずに、ある一箇所の脱力から少しずつ範囲を広げて行くことで、比較的容易に全身の脱力ができます。
一箇所の脱力が全身への脱力に繋がっていくんですね。
いきなり全身の脱力は正直難しいです。
っていうかできません(笑)
顎の力を抜くことで顎から首、肩、顎、こめかみ、眼球の筋肉が密接に繋がってることに気が付きました。
そして顎の脱力が全身の脱力に繋がることを知りました。
上手な力の抜き方っていうのは、全身の脱力の以前に顎、つまり顔全体の脱力を意識するのがコツだと思います。
顔の脱力ができればおのずと首や肩の力が抜けて行きます。
力を抜くトレーニングはどうやる?
脱力のトレーニングって日常生活をいかに脱力して過ごすかだと思います。
普段の生活がトレーニングなんですね。
意外に日常生活の中で顎の力を抜くことって持続できないのですね。
自分もそうなのですが、多くの人の日常生活では絶えずいろんな思考が頭の中をぐるぐる巡っております。
日常生活の中で絶え間なくいろんな事を思考してますよね。
つまりひとつの事に集中することが難しい状態です。
そういう状況の中でいかに脱力に集中できるかだと思います。
まずは顎の力を抜きながら日常生活を送ってみてください。
数分後には顎の脱力は忘れて、別のこと考えてしまって脱力を意識することを忘れてしまいます。
これが脱力することの難しさなんですね。
脱力した感覚が身についてしまえば、あえて脱力を意識する必要はないと思うのですが、脱力した感覚が身につくまでは意識を脱力することに集中しないといけません。
そこが難しいところで、集中力が散漫な人にとってはけっこう難しいことですし、実際に集中力を必要とします。
ある一時期を集中しで脱力ができたとしても、しばらくすると飽きてしまってすぐに脱力を忘れてしまっていつもの生活に戻ってしまいます。
日常生活の中で、まずは脱力に集中することがトレーニングですね。
まずは顎の力を抜いて日常生活を送ってみてください。
顎の力を抜くってだけのことなんですが、それを継続することの難しさに気がつくでしょう。
寝るとき、体の力が抜けない?脱力方法は呼吸?
寝る時に体の力が抜けなくて寝れないって人も多いようですね。
緊張の続く仕事に従事されてる方に多い症状かと思います。
体の力が抜けなくて眠れない時の脱力方法
眠れない時は、脱力だけでなく呼吸を意識されたほうがよく眠れます。
上で説明したようにまずは顎の力を抜いて顔、首、肩の脱力をしてください。
腹式呼吸
脱力できたら次は腹式呼吸をしてみましょう。
腹式呼吸と言っても色々とやり方がありまして、こちらでは簡単な腹式呼吸を紹介します。
基本は「鼻から吸って口から吐く」です。
短く小刻みな呼吸をするのでなく、ゆっくり、大きく吸って、大きく吐くを繰り返します。
・鼻から息を吸う時にお腹を膨らませてください。
・そして息を吐く時にお腹を凹ましてください。
・イメージでは息を大きく吸うと同時に空気がお腹の中に入ってくるイメージでお腹を膨らませてください。
・そして息を吐く時はお腹の中の空気が出ていくイメージで息を吐いてください。
最初は慣れないのでうまくいかないと思いますが、慣れると布団に入ってから腹式呼吸をやるうちにストンって眠りに落ちます。
個人差あるかもしれませんが、自分は寝る時に腹式呼吸するようになってからすぐに眠れるようになりました。
体の力を抜く呼吸
ネットで脱力について検索してたら、「体の力を抜く呼吸」っていうキーワードが出現しました。
自分は脱力や呼吸法を日常的にやってるほうだと思うのですが、「体の力を抜く呼吸」っていうのは実感したことがないですね。
脱力っていうのはリラックスした状態なわけです。
脱力できていて、リラックスしてる時はおのずと呼吸が穏やかで安定して、自然と腹式呼吸になってたりします。
また、意識的に腹式呼吸してるうちにリラックスしてきて脱力しやすい状態になったり。
寝る時は意識的に顎の力を抜いて脱力することと腹式呼吸を同時にやったりで、「体の力を抜く呼吸」という呼吸は意識した事がないですね。
まとめ
脱力と呼吸は密接に関係してまして、脱力できないとリラックスした呼吸はできませんし、リラックスした呼吸ができないと体の脱力は難しいです。
ここではわかりやすいように「脱力」と「呼吸」を別々に書いてますが、「脱力」と「呼吸」は2つで1つと言っても過言ではないです。
脱力がなかなかうまくいかない方は、少しむずかしいかもしれませんが、腹式呼吸と脱力を同時にやってみてください。
なにかしら効果を実感すると思います。
他サイトでもいろんな脱力の仕方を紹介してますし、腹式呼吸もいろんなやり方があるので、ご自身にあった脱力法に出会えると良いですね。
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