金曜日は有給休暇を取って三連休にした。
一日目は三重県の上野市に行って、二日目は大阪市内をウロウロ。
そして三日目は京都をウロウロ。
三連休とも天気に恵まれた。
3日間暑いくらいだった。
もう11月というのにこんなに暑いとは。
日差しがジリジリするくらい暑かった。
日が暮れると肌寒くなったものの道行く人は結構薄着。
さて、今日は久しぶりにホルガレンズを使っての撮影。
カメラはペンタックスQ。
ほんとオートフォーカスを使わない撮影は速射ですわ。
絵画の風景画に見られる画角ってどれくらい?
さて、今日は京都国立国際美術館に行ってきました。
現在企画展は行われておらず常設展のみの展示。
常設展のみだったら430円だったかな。
自分はけっこう常設展だけという展示をよく見ます。
美術館のコレクションだから何度も目にしてる作品ばかりだけども、そういう作品だからこそ肩の力を抜いて気軽に見れます。
初めて見る作品で構成された企画展を見るときはけっこう集中して見るので、かなり疲れてしまうし見る前に少し気合がいる。
常設展だったらほんと気軽に見れる。
さて、今日の常設展ですが風景的な作品が多く、今の自分は風景的な写真を撮ることが多いので結構楽しめる展示でしたね。
常設展で展示されてる作品を一通り見てると気がついたことに、作品の多くがレンズの画角に例えると50ミリから中望遠あたりまでの画角だったような気がする。
目の前に広がる広角の風景の絵はあまりなくて、中望遠で切り取ったかのような風景画がほとんどでしたね。
なんででしょうね。
見ていてとても興味深かったです。
多分今日展示されてた作品が偶然にもそのような画角の作品だったわけでなく、実際に多くの絵画の作品が標準から中望遠で撮影されたかのような画角だと思う。
人間の目で見る風景だと本当はそれが普通なのかもしれないですね。
例えば28ミリの画角って撮影してる時に隅って注意深く見てないように思う。
フレーミングでいらないところを切るって言う意味では注意深く見ていても、何が写ってるかまでは見てないと思うよ。
結局人間の目で見る、フレームの中に写ってるものの認識って中央部のものだと思うし。
標準から中望遠でいらないところを切り捨て必要なところを残したフレーミングの画角が絵画のフレームの画角だと感じた。
おもしろいですね。
いくつかの風景画に広角レンズっぽいもので撮影したかのような画角の作品があったけども。
実際に写真で風景を撮影するときも広角よりも標準くらいの画角で撮影したほうが湾曲も少なくなるし、人間の目で見るイメージに近いのでは?
広角レンズは湾曲するし、建物なんか撮ったら下から煽って撮る形になって垂直水平の出てない不自然な写真になってしまう。
実際に人の目で見たら湾曲などしてないのだけども。
絵画に関してはレンズの湾曲のような描き方はしないもんね。
人間の目で見た自然なラインで描くもんな。
写真はレンズで撮影するものだから、レンズの負の部分も写り込んでしまうけども、そいういうレンズの負の部分が写真らしいところでもあるのだけども。
今ではレタッチソフトを用いれば水平垂直は簡単にだせるからレンズの負の部分を修正はできる。
自分は広角レンズを使用した時は極力、水平垂直は出すように心がけてる。
湾曲があったほうが自然に見えることもあるけども、それでも極力レンズの湾曲は補正する。
やっぱり人間の見た目に近い感じに補正したいものだ。
それと人間の脳みそは優れていて、脳内でトリミングできますよね。
絵を描く時に実際に目の前に広がる風景は広角くらいの画角で広いのに、その風景のある部分だけ大きく抽出して描くことも可能です。
人間の脳みそが都合よく脳内でトリミングするので、撮影のときは単焦点レンズを使うよりはズームレンズを使用したほうが理にかなってるとおもうけども。
そうそう、アンリカルチェブレッソンって標準か中望遠を使用してましたよね。
アンリカルティブレッソンといえばもともとは絵描きです。
元々が絵描きゆえ、広角レンズ特有の湾曲は気になったのでは?って思える。
というか自分の目の延長線上にレンズの画角を捉えてたということを本人のインタビューで言っていたように記憶してる。
元々は画家だった人の目線が中望遠的な画角の50ミリだったっていうのもなんか意味深ですよね。
写真と絵は別物って見てる人もいるでしょうけども、自分的には絵も写真も混同して考えてるところがある。
写真を撮ってるのだから写真だけを見てたらええのでは?って自分も思うのですが、なんていうか冷静に考えてみたら風景にしてもポートレートにしても写真よりも絵のほうが歴史が古いわけですね。
なんだかんだで写真以上に絵から学ぶことが自分には多いのですな。
他人の事は知らんけども。
日本の写真家の写真からあまり感じることはないのだけども、海外の写真家の写真から芸術性というのを如実に感じることがあります。
そしてその写真から西洋美術の文脈が色濃く見えるわけでして、そういうことを含めて自分は写真の勉強に写真を見る以上に美術館の絵を見ることのほうが多いですね。
他人のことは知らんけども。
日本人なんだから日本の美術史を知れって思うかもしれませんが、西洋美術のほうが自分には魅力に映るわけです。
邦楽よりも洋楽を好んで聞く人っていますよね。
英語がわからなくても邦楽より洋楽を楽しむ方がたくさんいますが、自分もそうのような類の人間ですね。
さてさて、今週末はどこに撮影に行こうか考えてます。
そろそろスクエアは飽きてきました。
12月くらいになったらスクエアはやめて横長の写真を撮りだすかもしれません。
そうそう、今日のアップした写真はホルガレンズで撮影した写真ですが、ホルガネタの記事も近々書いてみようかと思ってます。
自分はホルガレンズを好んでけっこう使ってますのでホルガレンズについてもそれなりに自分なりのデータを貯めこんでるので、それはそれでブログでアウトプットしていこうかと思ってます。
それではそろそろ寝る準備します。
まだ早いですがおやすみなさい。
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