もうそろそろ秋ですね。
所々で銀杏が落ちてました。
先日京都の東寺に行ってきた。
東寺ではいつものようにあちらこちらで立ち止まってシャッターを切りました。
ウロウロ、キョロキョロしていると車椅子に乗った初老のおばあさんがいました。
特に珍しい光景というわけでもないので、特に気にもかけていなかったのだけれども、その車椅子に乗った初老のおばあさん、何を思ったか車椅子から立ち上がって歩き出したのです。
その光景を見ていてちょっと驚いてしまいました。
歩けるのなら車椅子は必要ないですよね。
しかしながらその初老のおばあさんは、車椅子から立ち上がって普通に歩くのです。
足を引きずるわけでもなく、たどたどしく歩くわけでもなく、普通に車椅子から立ち上がって歩き出しました。
歩き出した先に何があったかと言うと銀杏です。
なんとそのおばあさんは銀杏に向かって車椅子から立ち上がり歩き出しました。
しばらくその光景を見ていたのですが、そのおばあさんは夢中になって銀杏を拾い出しました。
本当に車椅子が必要な人なのでしょうかね?
それともうひとつ驚いたことに銀杏を拾った後に、そのおばあさんは自分の車椅子を自分で押して歩き東寺から去って行きました。
なんだか不思議な光景でした。
人に車椅子を押してもらうわけでもなく自分の車椅子を自ら押して歩くわけですから。
頭の中でいろいろ想像が広がっていきましたが、まあいろんな人いますわなぁ。
本当は歩けるのに歩けないふりをしているのでしょうかね。
知らない人だしわからないけど、そのおばあさんが銀杏を夢中に拾っている様が何とも微笑ましく、頭の中にある想像はどうでもよくなりました。
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