みさき公園から多奈川から南海和歌山市駅周辺の風景写真
土日を利用して和歌山にやって来た。
今回の和歌山は初めての場所に行くことにした。
みさき公園駅から多奈川線という短い南海電鉄の沿線が走ってる。
3駅程しかない本当に短い沿線だ。
自分はみさき公園で下車してみさき公園から歩いて多奈川線の終点の駅の多奈川まで歩いた。
みさき公園駅を下車して去年に閉館になったみさき公園の跡地を撮り歩いたあとに海沿いに出た。
海岸沿いを歩きながら深日の漁港を撮って、そこからさらにてくてく歩いて多奈川漁港まで歩いた。
多奈川漁港は軽く撮って南海の多奈川線の線路沿いを歩き終点の多奈川駅まで。
本当に何もないところ。
駅も無人かと思いきや終点の駅ということもあって、駅員が常駐している部屋の電気がついてたので誰かいる気配がした。
多奈川駅からの電車は一時間に2本しかなくて電車がやってくるまで数十分待った。
電車がようやくやって来たら、部屋から駅員がでてきたのでやっぱり誰かいたようだ。
そんなこんなで海沿いで過ごした時間が長かったけども、海沿いで多奈川まで歩いた海岸沿いでは他愛もない写真ばかり撮って過ごした。
海があって木々があって、岩場があって、海沿いの道路があって。
たいしてなにもない。
時々車が通ったり、サイクリングの人たちとすれ違ったりで、目を見張る光景はなかったような気がする。
自分的にはこういったなんでもない風景に惹かれることもあって、何もない海沿いをずっと歩いてられるのだけども。
そうは言っても漁港のようなごちゃごちゃしたようなところは撮影していても楽しいもので。
あとフェリーターミナルのような場所とか。
漁港のような場所を撮影した最初って鳥取の米子だったと思う。
たまたま父親が米子に住んでることもあって、年に一度くらいは米子に遊びに行ってた。
その時に米子の漁港とか境港の写真をよく撮った。
特に境港を撮る時は感慨深いものを感じながら撮ってた。
なんでかと言うとそこは植田正治が住んでいたこともあるし、植田正治が営んでた写真屋が今でも残ってるからだ。
植田正治の写真には境港で撮影された写真が沢山あるし、晩年境港の写真をポジフィルムで撮影もしていた。
最後の写真の作品が写真家の地元の境港の風景ってなんか運命的ですよね。
和歌山の多奈川の話から境港の植田正治の話に飛躍してしまったけども、自分的には漁港ってどこも似たようなイメージがあって、和歌山の漁港を撮影していても、どこか境港の漁港を撮ってるような錯覚に陥ることもあったり。
「そういや植田正治写真美術館にも久しく行ってないよな」なんて考えながら鳥取の境港の風景や写真美術館のある大仙の麓の風景なんかを思い出した。
漁港と言っても自分の場合はいつものような血の通ってないような風景や光景ばかり撮ってるのだけども、漁港って場所も幾何学の宇宙ですよね。
撮っても撮ってもキリがない。
だから撮ってても楽しいのだ。
ごちゃごちゃしてるけどもシンプルな風景が多い。
このあたりは大阪のごちゃごちゃした風景とは全く違うわけで。
みさき公園から多奈川を歩いていて気がついたのだけども、時間がとてもゆっくり流れてた。
こういうところに住んだら一日とても時間が長いだろうな、って思った。
自分が釣り好きだったらこのような場所に住んでもいいかも知れないけども、自分は特に釣りが好きってわけでもない。
だから多奈川のようなところに住みたいって思わないけども、大阪にいたら時間が過ぎるのがとても早く感じてしまって、自分がどんどん死に近づいてるという感覚に陥ってしまう。
でも、時間がゆっくり流れてるどこかの廃れた地方に住んでみるのもええかもなって思った。
仕事の問題とか色々あるだろうけども、自分的には大阪を離れても良いかなっていう気持ちになってみたり。
今住んでる大阪の枚方は京都、奈良、神戸、大阪市内などにアクセスしやすいこともあるのでやっぱり枚方に住んでたほうが撮影場所に困らない、という事を改めて実感したしだいで、なんだかんだで大阪から離れられないだろうなぁ、って思った。
さて、朝早く家を出たこともあって、みさき公園から多奈川の撮影は意外にも早く終わった。
多奈川の駅には14時台の電車に乗ったと思う。
多奈川から和歌山市駅に向かった。
そして和歌山市駅から和歌山県立美術館に向かった。
今回の和歌山の撮影は美術館での展示を見ることも用事の一つだった。
撮影が押したら翌日に美術館に行く予定だったけども、和歌山の初日に美術館に行く時間ができたので、初日はスムーズに事が進んだ。
美術館の展示のレビューは別の記事で更新します。
美術館で展示を見た後は和歌山城にある公園をウロウロ。
ここも何度も来てるのでいまさらときめかない。
和歌山上の麓に小さな動物園があって、無料で動物が見れる。
17時で閉園になるお城の動物園に滑り込みで入ることができた。
ここの動物園のオウムが自分は大好きで、それを目当てにいつもお城の動物園に行く。
時々ここの動物園に紀州犬もいたりするので、見れた時はラッキーだけども、この日は紀州犬がいなかった。
和歌山城の公園を出る時にまだまだ時間があったので、和歌山城からJRの和歌山駅まで歩くことに。
和歌山駅まで歩いてる間に真っ暗になってしまった。
和歌山駅近くに商店街があって、そこを歩くのが好きだ。
廃れてしまった何もない商店街だけども、なんか好きで和歌山に来た時はよく来る。
JRの和歌山駅近辺で長居することなくすぐさま南海の和歌山市駅方面にUターンした。
この日の宿は和歌山市駅のすぐ近くのネットルームの快活だったので必然と南海の和歌山市駅まで戻らないといけなかったわけだ。
その道中にドン・キホーテがあることも知ってたので、そこで晩御飯を調達して宿に向かった次第だ。
宿の快活も食べ物の持ち込みができるので、ドン・キホーテで格安の弁当とかカップ麺やおやつを買ったほうが安上がりなので、最近の泊まりの和歌山での晩御飯はドンキで調達することが多くなった。
自分はグルメでないので、晩御飯はこんなんで十分だ。
みさき公園から多奈川、南海の和歌山市駅から和歌山城、そしてJR和歌山駅から南海和歌山市駅と結構歩いたこともあって定宿の快活に着いた頃には披露で眠くて仕方がなかった。
自分は旅先での宿はネットカフェとかネットルームがほとんどなので、今ではビジネスホテルよりも狭い狭いネットルームのタコ部屋が落ち着くようになってしまった。
なんか好きなんよね、狭い空間って。
落ち着くし。
今ではネットカフェだったところが完全個室のネットルームに変わって来てるので、プライベートも確保できるようになったので、ちょっとした撮影旅行も有意義に過ごせるようになった。
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