このブログは2月はモノクロ月間ということで、早速モノクロ写真関連の記事を更新したいと思います。
しょっぱなはオリンパスのラフモノクロームについての記事です。
初めてラフモノクロームを使った時、衝撃的でした。
ラフモノクロームはオリンパスのデジタルカメラについているフィルターで「これだけ使えるものが出てきたのか」 って感動して、一度使ってから癖になってしまいました。
森山大道調の高感度のザラザラの写真に関して言えば、もうレタッチソフトを使って自らレタッチする必要はないんじゃないか、って自分は思った次第です。
高感度のザラザラなモノクロ写真に関してはオリンパスのラフモノクロームで十分なような気がします。
細かなレタッチをするんだったらやはりレタッチソフトを使って自分でレタッチをした方がいいと思うのですが、大雑把なロックンロール的なモノクロ写真だったらラフモノクロームで自分は十分ですね。
そんでもって自分はラフモノクロームを使った写真に関して言えば「automonochrome」というタイトルを付けて撮影しています。
今後カメラ側のフィルターももっと進化して、撮影した後にレタッチすることなく高品位のモノクロ写真に自動で仕上げてくれるようになったら最高だと思います。
何年か後には本当にそんな時代が来るのではないでしょうかね。
今のところ自分的には高感度画質のザラザラなモノクロ写真だったらオリンパスのラフモノクロームで済ませちゃいますけど。
olympus ラフモノクロームの設定はオートで十分!
自分がラフモノクロームを使うときは基本的にはレタッチすることなく撮って出しそのまま使います。
完全にカメラ任せの設定で、後は撮るだけです。
つまり設定はオートで十分だと思いますよ。
モノクロなのでホワイトバランスは関係ないですし、 ISOに関しては固定することなくオート設定で全てカメラ任せです。
ラフモノクロームはモノクロフィルムの高感度現像のような写真のトーンで、ザラザラした画質です。
OLYMPUS PEN の低感度は ISO200なんですが、 ISO200でも ISO800でもそれほど違いは感じられません。
画質の事を考えるとisoを低感度で固定して撮影したほうが当然いいわけなんですが、その名の通り「ラフモノクローム」なので、撮影の仕方もカメラの設定もラフでいいと思いますよ。
自分はオリンパスのカメラのラフモノクロームを使う時はそんな感じでカメラの設定しています。
撮る時も考えて撮っていません。
初期衝動で撮る感じですかね。
低感度で撮影したところで画質はザラザラ、なので画質のこと考えてと撮っても仕方ないですよね(笑)
ISO のオートの上限の設定も昼間なら ISO200から ISO1600までの設定にしています。
夜間は ISO200から ISO12800から 25600に設定しています。
設定は全てオートにして、撮ることに専念してます。
レンズはオリンパスのボディキャップのBCL-1580でオートフォーカスのタイムラグ皆無!
今日アップした写真は、オリンパスのボディキャップレンズ BCL-1580で撮影しました。
このレンズはマニュアルフォーカスのレンズです。
ディスプレイを見てちゃんとピントを合わすことができるのですが、このレンズはどちらかといえばゾーンフォーカス的な使い方で、 被写界深度を利用して置きピン撮影するレンズだと思います。
F 値が F8固定のレンズで暗いですが、 レンズのフォーカスレバーを無限遠の少し手前の所のクリックで合わせておけば、後はシャッターを押すのみで大体ピントが合った写真が撮れちゃいます。
とてもアバウトな撮影の仕方なのですが、ラフモノクロームの荒っぽい画質ととてもマッチするレンズだと思います。
F8固定のレンズなので、夜間の撮影は積極的にISO12800から25600をガンガン使って撮影します。
夜間の撮影ではオートフォーカスで撮影している時ってフォーカス速度が遅くなるんですが、BCL-1580だとマニュアルフォーカスでピント固定で撮影するのでオートフォーカスのタイムラグが一切ないということになります。
昼間はともかく夜間も速写でシャッター切れますよ。
夜間撮影していて、これはとても新鮮でした。
ラフモノクロームで夜間のキャンディッドフォトっていうのも面白いかも。
ボディキャップレンズのBCL-1580 の詳細のレビューは後日記事にしようと思います。
作例
昼間に撮った写真です。
感度設定はisoオートで。
感度を調べたら200から400くらいの間でした。
マンションの入口に猫がいたので咄嗟にシャッターを切りました。
シャッターを切った直後に猫は逃げて行きましたが、BCL-1580の速写で撮ることができました。
縁切りの坂を下る老人。
何気ない一瞬もサッて撮れちゃうんですね。
初期衝動の写真ですね。
もっとザラザラでも良かったような。
isoを800くらいでもよかったですね。
ラフモノクロームはシチュエーションによっては生々しい描写してくれます。
ごちゃごちゃした道頓堀の街の雰囲気にラフモノクロームは似合います。
強く陰影がついてますが、シャドー部分のディティールも適度に残っていて良いですね。
メタリックな部分の描写が生々しいです。
この感じは森山調ですかね。
夜間のiso25600が官能的!昔の中平卓馬のモノクロみたいな写真が撮れる
それとiso12800とiso25600で撮影したラフモノクロームの写真をアップしておきます。
iso12800
夜間のザラザラは官能的で良いですね。
雰囲気出てます。
iso25600
夜間の ISO25600は汚いけど官能的ですよね。
ほんまロックンロールですわ。
シャッター切るだけです。
自分にとってこのラフモノクロームというフィルターは森山大道調というよりどちらかといえば中平卓馬調なんですよね。
オリンパスの開発の人はおそらく森山大道を意識したフィルターを作ったんだと思うんですけれども、 このザラザラの画質の激しい振れ具合は、昔の中平卓馬のモノクロ写真の感じだと思いますよ。
YouTube に中平卓馬の写真集の動画がアップされていました。
その動画を貼り付けておきます。
参考までに。
あとTwitter にも中平卓馬の写真をアップしているアカウントが存在したので、 そちらの写真からも拝借しておきます。
参考までに。
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/H12Hr4BtkC
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) July 29, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/5TVBhcdraB
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) July 27, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/e7k2XL2wOW
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) July 24, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/ztAroSiO7V
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) July 22, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/oIPf3Dff5V
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) May 13, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/e7dU7NvQFq
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) May 9, 2014
Nakahira Takuma, For a Language to Come, 1970 pic.twitter.com/7I6BmNgtdZ
— 中平卓馬 (@nakahiratakuma) April 27, 2014
なんかこの中平卓馬のモノクロ写真ってラフモノクローム使って撮影しました、って言っても全然おかしくないですよね(笑)
今更ながらオリンパスのラフモノクロームの記事を書きましたが、自分的には全然使えるモノクロフィルターであります。
そしてこちらも今更ながら(笑)オリンパスのボディキャップレンズのBCL-1580ですが、スナップ撮影で威力を発揮します。
ラフモノクロームとの相性もいいですし、このレンズのおかげで自分のモノクロスナップのテーマの「automonochrome」の撮影が加速しましたね。
これからも継続的に撮影していくので、おいおいこちらのブログでも「automonochrome」の 写真をアップしていこうと思います。
コメント