今日は久しぶりにシグマのDP2を持ち出した。
最近話題の新しいGRIIIxのレンズの画角が40ミリであることから、珍しい画角の40ミリの画角が注目されてますよね。
で、GRIIIxと同じようなレンズ一体系のカメラで40ミリのレンズがあるのか調べてみました。
「そういやDP2持ってたなぁ、確か40ミリくらいだったような」
ということでめったに使わないDP2の画角を調べたら41ミリとのこと。
あたらしいGRIIIxとほとんどおんなじ画角のレンズやん、っていうことで最近話題の40ミリの画角を検証しようと久しぶりにDP2を持ち出した次第です。
シグマのDP2はGRIIIxの代わりになるのか?
レンズ一体系のデジカメで40ミリって画角は本当に珍しいと思います。
いろいろ調べてみたけどDP2くらいかな。
DP2と言ってもメリルとかクアトロではなく初期型のDP2です。
DP2メリル、DP2クアトロに関しては画角は45ミリです。
まぁ、使いやすい画角といえば使いやすい画角でありますが。
45ミリと言うとほぼ標準レンズでありまして。
自分もフィルム時代によく使った画角でありますが、あれってけっこう画角が狭いのですね。
使い方しだいでは広角的な使い方もできるし、中望遠的な使い方もできるから便利なのだけども、日本の街中のように狭くごちゃごちゃした場所ではけっこう使いにくかったように記憶してます。
しかし新しいGRは40ミリ相当の画角で、広すぎず狭すぎずで50ミリの標準レンズに比べたら断然使いやすいと思います。
DP2と最近発売されたGRIIIxと比較しようにも自分は新しいGRIIIxは持ち合わせてません。
正直欲しくないので買うことはありませんが、銀塩のGR依頼ずっと伝統的に守られてきた28ミリという画角から40ミリの画角のGRを出したのもなんだか意味深ですよね。
過去に発売されGRはすべて28ミリの広角ということで、流石にメーカー側も「もうええんちゃうん」という心境になったの」かしらね。
知らんけども。
発売されて間もないGRIIIxですが値段もしばらくは下がらないでしょうし、中古で出回ってもそれなりの価格で取引されるはず。
まぁ、自分は買わないけども。
買わないから最新のGRIIIxでの検証はできませんが、レンズの画角については検証ができるであろう、ということでこの記事を書くことにした。
DP2のセンサーサイズはaps-cであります。
GRIIIxもおなじセンサーサイズです。
画角も近いし、センサーサイズも同じ故に比較対象としてはもってこいです。
で、自分は今日は京都に出向きDP2で撮影してまいりました。
その写真がこちらです。
ま、いつもの自分の写真ですわ。
何から何まで。
これを読んでる人がいたら「あたらしいGRで検証しろや」っていう声が聞こえて来そうですが、まぁええじゃないですか。
一日41ミリの画角で撮影してて思ったのですが、非常に使いやすかったです。
広角レンズ特有の下からあおった時の歪みもかなり少ないし、適度な距離感を保った状態で対象を撮影できるのが自分は気に入りましたね。
あまり近くまで寄れない、寄りたくないっていう時に程よい距離感を保てるので40ミリ相当の画画角って意外に良いですね。
DP2に関しては画質は良いですが、やはりいろいろと問題がありまして。
発売当時からすでに指摘されてることなのですが、
・ディスプレイがしょぼい
・オートフォーカスが遅い
・レタッチなしの生データは色かぶりしてる(ホワイトバランスが不安定)
・バッテリーの持ちがわるい
・RAW、JPEGでの書き込みに少し時間がかかる。
などなど。
しかし、RAWで撮影して後から現像時に色合わせすれば、素晴らしい画質がたち現れるわけでして。
シグマのデジカメのユーザーはそれを知っていて、その画質にしびれてしまってるので色々と使い勝手が悪くても渋々使ってしまうわけでして。
まぁ、GRIIIxに関してはDP2のデメリットは大概クリアされてると思いますが。
この記事に関しては40ミリ相当の画角について書いてるので、まぁGRIIIxに関しての性能や機能、画質については書きませんが。
まぁ、40ミリという画角ゆえ、馴染みのない画角なので購入を考えてる人の中に購入に踏み切れないと人も多々いると思いますが。
まだまだ高いしね。
そういう人にとっては最初の40ミリ相当の画角はDP2でもええんちゃうの?ってなことを思いましたね。
まぁ、好きなカメラを買えばいいわけですけど。
今ではデジタルカメラの広角って24ミリってあたりまえだし、28ミリって画角が特に広すぎるっていう感じではなくなってきてますが、フィルム時代に自分は銀塩のGRを使ってたのですが、最初はかなり広く感じましたね。
慣れるまで時間がかかりました。
GR購入後にオリンパスミューⅡを購入しましてそちらの画角が35ミリの画角だったので、GRよりもオリンパスミューⅡを頻繁に持ち出しましたが。
正直28ミリよりも35ミリの画角のほうが使いやすかったですね。
28ミリはいらぬところまで写してしまいますから。
そう思うとデジタル時代になっても28ミリよりも35から40ミリくらいの画角が使い安いと思いますね。
GRIIIxを使うと上田義彦のような写真が撮れるのか?
リコーの公式サイトのギャラリーもGRIIIxのサンプル画像が上がってます。
その写真を撮ったのが、かの上田義彦さん。
40ミリの画角で自宅で奥さんを撮ったり身近なモノなどを撮ってまして、その写真がかなり良いと評判です。
そのまま写真集になるくらいのクオリティで・・・・
さて、GRIIIxを使えば上田義彦さんのようなスナップが撮れるかと言うと、まぁ、なかなか無理です。
自分が見ていて何が違うか検証しました。
・まず住んでるところが広くてきれいで。
自宅の部屋とかで40ミリの画角って多分狭くて撮れないと思うのですが。
それこそ28ミリの画角が必要かと思います。
(※リコーのGRの公式サイトの上田義彦さんのサンプル画像は28ミリのGRIIIも使用されてるとのことでした。まぁ、一般家庭の自宅での撮影でも28ミリの画角って結構きついですよね。)
売れっ子のフォトグラファーの上田義彦さんの住んでるところは、大きな家だと思われますし
自宅で40ミリの画角でスナップできるって、それなりの部屋の大きさだと思われます。
自分が住んでる家とか部屋を想像してみてください。
広いですか?
小洒落てますか?
それと、奥さん美人ですか?
上田義彦さんの奥さんは芸能人の桐島かれんさんですよね。
何から何まで一般ピーポーの住んでるところや自宅になにげにあるもの、周囲の人からすべてが違うと思います。
写真のテクニックだけならまだしも、日常生活で囲まれてる人、モノから違うわけですね。
私の自宅でGRIIIxで撮影しようもんなら、脱ぎ捨てられた服とかで散らかった部屋、シミだらけのフスマ、年季の入った黒ずんだ天井などが写ってしまいます。
それに部屋も狭い。
40ミリでは撮れません。
まぁそんなところです。
GRIIIxを購入して上田義彦さんのような写真を撮る以前に、大きなハードルがあるわけです。
嗚呼・・・・・・
話がそれてしまいましたが、なんだかんだで40ミリの画角って興味がありますね。
絞りを開放にして適度に近づけば背景もボケますし。
自分は40ミリの画角で自分の住んでる部屋なんかを撮るつもりはありませんが、今日一日DP2を使用したのですが、街でのスナップ撮影がしやすい画角という印象でした。
そうそう、もう一つ大切な事があります。
40ミリの画角のカメラを見つけました。
それはレンズ一体式のカメラではありませんが。
レンズ交換式のコンパクトデジタルカメラです。
それはペンタックスQ7。
Qマウントのオートフォーカスの単焦点レンズが確か40ミリ相当の画角でした。
次回はそのカメラの40ミリ検証してみようかと思ってます。
センサーサイズはコンデジの豆センサーでありますが、画質は置いといて少なくともDP2よりも機敏に動きます。
おそらく機能面ではDP2とGRIIIxを比べるよりはペンタックスQと40ミリの単焦点と比較したほうが良いかもね。
また、週末に撮影しますか、40ミリで。
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